八幡神社の歴史 [地図表示]

八幡神社の歴史
信州街道(秋葉街道)ぞいの此の村に、人々が住むようになったのは、室町時代中期のころと言われています。
昔は、村人の心の寄りどころとして、この小さな大久保の村のあちこちに祠がたてられ、神が祀られていたのです。
江戸時代の寛政十年(1798年)の著書「遠江風土記伝」(内山真龍著)によれば、大久保地域内の神社を除地高順にみると、金山社・地神社・荒神社・権現社・天神社の五社が記録されています。
現在の八幡神社の位置にあった金山社は、貞享元年(1684年)に建立され、その後金山社が八幡社となり、元禄十三年(1700年)には、八幡社以外の四社を合祀して、八幡神社となったと言われています。
この八幡神社は、江戸時代から昭和の初めにかけて、武術の神として崇められ、毎年一月十五日の八幡神社祭典には、馬の速馳けなどの行事が行われていました。また、遠い信濃への旅の途次、商売繁盛や旅の安全を祈願したとも言われています。
苔むした石垣や杉の大木(姿を消したものが多い)厳かな拝殿に、遠い昔を偲ぶことができます。
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