阿弥陀像の道標 [地図表示]

阿弥陀像の道標
ここは、秋葉街道と光明山への街道の分岐点にあたるので、この阿弥陀像は、旅人の安全と村の平穏無事を祈願し、道標として建てられたものである。
昔、光明時は天竜市鏡山地区の山頂にあり、明鏡山光明寺という古刹である。秋葉、春埜と並び称され、修験の山と言われる遠州三霊山の一つであった。参詣する人々は、乙丸から大久保、中山を右に見て峰小屋を経て光明山へと歩いたのである。
この道標の阿弥陀像は、光背から台座まで一本の石材で造られ、表面には、道標として「右 あきは 左 光明山」と刻銘がされている。
後に、阿弥陀様を、土地の人々は「イボ取り地蔵」と崇め親しみ、松ぼっくりを糸に連ねて願いをかけ供えてきた。
この阿弥陀像は、長い間、花立家の代々の当主により鄭重にまつられている。
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